第26回日本看護診断学会学術大会

ご挨拶※10/7更新

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴い、感染患者の対応や感染拡大防止、様々な緊急課題への対応等、最前線で対応しておられる日本看護診断学会会員の皆様はじめ医療従事者の皆様に心より敬意を表します。またCOVID-19によりお亡くなりになられました方々・ご家族にお悔やみ申し上げるとともに、今なお、療養中の皆様に心からお見舞い申し上げます。日本看護診断学会 第26回学術大会 大会長:関西看護医療大学の奥津でございます。

2020年7月開催予定であった日本看護診断学会学術大会を、皆様にご参集いただき「ディスカッションの場」とすることはできないか様々に検討を重ね、一度は10月に延期を決定し準備を進めておりました。しかし、感染の収束が見通せない状況となり、この度やむなく11月29日(日)より2週間、Web上での開催に変更することを決定いたしました。対面でのご参加を楽しみにしてくださっていた会員ならびに関係者の皆様には、心よりお詫びを申し上げます。

大会テーマは、予定通り「日本型看護診断の夜明け−日本の臨床に根ざした看護診断の創造−」でございます。オンラインで、11月29日(日)に続く2週間、オンデマンド配信をいたします。

特別講演は、地域医療機能推進機構(JCHO)理事長:尾身 茂先生に「コロナ禍における看護師の役割」についてご講演いただきます。尾身先生には「新型コロナウイルス感染症対策分科会」会長のお立場から、コロナ禍という人生で初めての危機に立ち向かう私達看護師対し、新型コロナウィルスが他の病原微生物と何が違い、どのように対策をとるべきなのか、正しい知識をご教授いただきます。さらに東京大学:大西弘高先生に質の高い看護実践の基礎である「臨床推論」について、ご講演いただきます。

教育講演では、関西看護医療大学:江川隆子先生より『質の高い看護実践のために−今、改めて看護師の責任を問う−』、岐阜県立看護大学:黒江ゆり子先生より『日本型「看護診断」誕生の道程とこれから』といった興味深いお話をお聴かせ頂く予定です。

シンポジウムは、若手研究者シンポジウム『日本型看護診断を根付かせるための革新的一歩』、管理者パネルディスカッション『看護師は臨床判断が適切にできているか?』を企画しました。さらに多彩な交流セッションも、盛りだくさんに企画されています。特に、用語検討委員会企画の『新しい日本型看護診断』については、LIVE配信し、ご参加の皆様と双方向での意見交換ができるように考えております。もちろん発表演題も多数お申込みいただきました。

オンラインでの学術大会は、2週間何度でも、また聞きたいプログラムをすべて視聴でき、交通費・宿泊費や移動時間が不要など、様々なメリットがございます。是非とも多数の皆様がご参加くださいますよう、心よりお待ちいたしております。

大会長 奥津 文子